人生100年時代って言われてるけど、転職ってどうなの?

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人生100年時代と言われてますね。これは医療の発達や衛生環境の改善などによって、100歳以上まで生きる人が多くなるという時代のことです。

厚生労働省のホーページには以下のような記載があります。

  • ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
  • 100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。
  • 人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html

人生100年も生きていれば転職しない方が不自然な気がしませんか?

目次

これからも定年は延長されるはず

実際に日本人の平均寿命は世界的に見ても長く、年々延びています。

寿命が延びるということは、寿命が延びた分だけ生活していくためのお金が必要になるということで、健康寿命がながいので、例えば60歳から突然ヨボヨボになって働けなくなるというわけでもなく、人生を楽しむためにも働き続ける必要が出てくることになります。

実際に昭和初期に始まった定年制度の当初の定年は55歳でしたが、今では65歳まで働くことが可能です。そこにきて人生100年時代と謳われているわけですから、定年が70歳になっても不思議ではないですよね。

100年人生における労働時間

現在だと多くの人は20歳前後で働き始めて定年の65歳まで働くことになり、働く期間は45年間ということなります。今後、定年がさらに延びた場合はそれ以上、働くことになる訳です。

多くの労働者は1日に8時間働くことでしょう。
それは1日24時間のうち、1/3の時間を労働に充てるということになります。
しかし、睡眠時間を1日8時間とすると起きている時間は16時間になり、半日以上は労働時間になるわけです。
更に通勤時間やお昼休憩も労働関連の時間と捉えた場合、1日の大部分が労働関連の時間ということなります。

人生100年のうちの45年間、そして1日の半分以上を労働関連に時間を割くとすると、労働の時間を憂鬱に過ごすなんてもってのほかで、なんだったら、その労働の時間も楽しまくちゃ人生損だと思いませんか?

そして、もっと良い労働環境を求めたり、新しい刺激を求めたり、新しい分野に挑戦してみたいと思う事も、人によりだとは思いますが、何ら不思議なことではないですよね。

そこで重要になってくるのが転職です。

私の転職歴

私の転職歴を書かせて頂きたいと思います。ちなみに私はシステムエンジニアです。

1社目 大手SIer企業でのシステムエンジニア

専門学校を卒業し、新卒で入社しました。大手なことだけあって会社自体は安定しており、リーマンショックも無事に乗り越えて、昇進や海外出張など色々な経験をさせて頂きました。

しかし、SIerなので受託のお仕事がメインとなっており、開発したシステムが手元に残らないところに虚しさを感じ、事業会社に転職を決意しました。在籍期間は10年です。

2社目 中小規模の輸入企業での社内SE

輸入事業をしている中小企業の社内SEとして転職しました。システム開発だけではなく、ヘルプデスク対応など、IT関連のお仕事を全般的に対応させて頂きました。

また、社長との距離が近く、ベンチャー気質もあったため、とても新鮮で新しい世界が開けた気分でした。

そんな時に知り合いから起業したので一緒に働かないかと声を掛けて頂き、スタートアップ起業での経験なんて一生に一度あるかないかと思い、一年発起して転職しました。在籍期間は2年です。

3社目 スタートアップでのシステムエンジニア

社員は3名からのスタートでしたが、着々と成長し、いっぱしの企業と呼べるところまでいったと思います。売上も億は超えていました。

しかし、結局メインの事業は受託開発だったので、1社目と同じ理由で転職しました。家族の事も考えると、もっと安定的な企業で働きたかったこともあります。在籍期間は1年半くらいです。

4社目 老舗事業企業での社内SE

設立年数の長さ = 安定と思い老舗企業に転職しましたが、それは間違いでした。
内部は腐りまくってました。社長レベルのいざこざに巻き込まれ、嫌になり在籍半年で転職しました。
老舗企業の全てがそうである訳ではないと思いますが。。

5社目 事業企業での社内SE

設立年数はそこまで若くはないですが、スタートアップ企業に属し、資金調達もばっちりな企業に転職しました。長く働くことができそうです。

上記の通り私は4回の転職経験があり、現在で5社目の企業になります。
4回の転職の中で、大規模企業、中規模企業、小規模企業、老舗企業、スタートアップ、受託エンジニア、社内SEといろいろ経験してきたなかで、やっと自分にマッチする企業や働き方がわかってきました。

もちろん、自己分析が上手な方は1発で自分にあった企業を見つけることができるのかもしれませんが、そういう人の方が少ないのではないでしょうか?

ちなみに、年収は右肩上がりです。
システムエンジニアという職業の需要もあるかもしれませんが、それ以上に私は今までの企業で一定の成果を上げ、一定の評価を頂いてきた自負があります。それだけ仕事に対して真摯に取り組んできました。

まとめ

私は転職サービスの回し者ではありません。

しかし、ただでさえながい労働期間、そして人生の豊かさに直結するであろう労働。
現状の仕事が自分の人生にとって最善なのか定期的に見直してみということは、よりよい人生を送るためには必要と考えます。

もし、あなたが今の仕事が楽しくない、もっと給料を上げたい、もっと能力を発揮したいなど、よりよい人生を求めるのであれば転職を候補に入れるべきだと思います。
もちろん、無理に転職する必要はありません。

やはり転職は勇気がいると思います。次の会社もマッチしなかったらどうしよう。馴染めなかったらどうしよう。いろいろな不安がよぎると思います。

私も結婚して子どもが産まれてから4回転職しました。妻も不安だったと思います。
結果として色々な会社を経験することができ、自分にマッチする会社の属性を知ることができ、給料も転職の度に上げることができました。

無謀な転職は絶対にしない方がよいですが、挑戦することはとても大切と思います。

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